横国軽音の日常

横浜国立大学軽音学部です!イベントの情報や部員について紹介していきます。

FRACTAL AUDIO SYSTEMS YNU支部 第4回 AMPブロック② クリーン編

では、とりあえず、クリーン編。

やっと音が出ます。記事上で。

大まかに、マイナス面を削っていっていい音を作る方向で話を進めます。

 

 1.アンプ選び

作りたい音はどんなクリーンなのか。

クリーンを作りたい時にも、綺麗なクリーン、所謂 クリスタル系なのか、少し歪んだダーティーなクリーンなのかとか色々あります。用途によっても、カッティングに合う音とか、チャカチャカ系とか少しもっさりしたやつとか。

 

アンプによって 出せるクリーン や 得意なクリーン が変わってきます。できるだけ特性にあったものを選ぶのがいいと思います。アンプも腐るほどあるので。ax8には。

 

 ・クリスタルクリーンを作りたい

 →完全なクリーンが出るアンプを選ぶ。

 例、ジャズコ、USA clean(MESA)、CA3+

     clean (CAE Clean ch.)とか

 

 ・完全じゃないクリーン、でもクランチではない。

 →ハイエンド系アンプが割といい(Morganとか)

 

 

 2.プリアンプ 設定  及び 3.GEQ調整

 クリーン を作る上では 「音量の調節をする(歪み系とのヌケ感の違いによって生じる体感音量の差を気にする) こと」と「耳に痛くなく、かつ、低音域が鬱陶しくない イコライジングをすること」が大切。

 

クリーンは歪ませると削られる部分が削られずに残ってることによって、レンジが広いまま出音されるため、抜けも良くて、かつ、ハイやローが歪みより強く扱いが難しいです。よって同じくらいの聴感にしたいならば、歪みのプリセットより音量は下げ目が良いです。

 

 ボリュームからゲインにからませてEQまで、って感じで話を進めていきます。

 

Master Volume:上げるとぼわつく時もある。

Level:上げすぎない、気持ち小さめ。

Drive:下げ目、太さも関わるからそこは意識。

 

Bass:上げすぎない。下げた方が透き通る

Mid:下げると馴染む、上げると音が硬くなる。

Treb:キラキラさせたければ上げる。上げすぎない。

 

Bright:Trebとのバランスを見つつキラキラ調整

Depth:上げると会場が揺れる。僕は下げる。

 

GEQ

63 Depthと同様上げすぎないのが良い。

125,250 音の太さを見つつ、Bassとのバランス

500 ここだけ下げるとバンドに馴染む

1k 音の硬さ、下げすぎると抜けない。でも下げるとコ

     ード弾きやすかったりする。要調節。

2k,4k キラキラ感、上げすぎると耳痛め。

8k なんか、上の上の方。キラキラの質感。ほぼいじら

     ない。

 

クリスタルクリーン

 Midや500,1kHzのバランスで馴染ませつつ硬さを維持させるとクリスタル感と抜けのバランスが調整できる。

 ローはカットした方が、クリスタル特有の軽さを出せる時もあるので良い。

 ピックアップの出力次第ではクリーン寄りのアンプでも歪むので、そこはギター側の調節も必要。僕はタップしたりもします。

 

ダーティーなクリーン

 ドライブをあえて少しあげたり、Master Volumeを上げ目にして音量をLevelで下げてボワつかせてもいいです。

 扱いやすいのは少し歪むアンプをゲイン下げ目にして使う方が弾き手としては弾きやすいです。

 クリーンは抜けさせかたでニュアンスが大きく変わるのでこれもMid の調整次第。ローは上げすぎない、ハイも上げすぎない。上げすぎない範囲でバランスを見つつニュアンス調整。

 おすすめアンプはMorgan系です。上がチリチリしてて好きです。

 ダーティー系はクランチと区別し切れないというか、似てるので意識することは被ってきます。

 

 上で作った音も用途によって、意識する事の優先順位が変わってきたりもします。カッティングをするか、クリーンのリードトーンなのか、アルペジオなのか。それによって、うえの文章で書いた、Midの調整とかゲインorボリューム 等をいじっていけば、いいと思います。

 

カッティングをしたい

→Midでなじませ具合、Trebでピッキングニュアンス

 

リードトーン

→太さをBass,抜けをMid

 

アルペジオ

→感想などなら、Mid上げる 歌の後ろならMid下げる

   硬さも見つつ、TrebとMid調節

 

など作りたい音色と、音色の用途でもイコライジングやゲイン調整などで表現の幅は広く、様々なセッティングができます。

 

優先順位で僕はその辺を調整していきます。

何を優先して残すのか、ギラつかせてるけど抜けさせたくない、抜けてるけど硬すぎない、など。

 目標を設定してそれのためにどういうプロセスを踏めばいいのか、は 何となくいじってみたり、ライブで失敗したり、試しに2個音作っていい方選んだり 色々試して見つけたものなので、ひとそれぞれこだわりもあると思います。個人的にこうしたい時はここをいじるっていう感じの記事なので、ここ違うだろー!とか怒らないでください。お手柔らかに。

 

クリーンはライブで不快指数が高まる危険性が高い音なので1番拘ってます。エフェクターボードで音作るときに全スルーでいい音が出る上でエフェクターを設定していく、マルチエフェクターでもクリーンのプリセットもいい音を作ってドライブトーンと使い分けると気持ちいいライブにできるなぁって思っています。

 

長くなったので、クランチは次回にします。僕はクランチってまじで幅広すぎて1番沼だと思ってます。クリーンでも気にすること多すぎて書き漏らしまくってますけど、クランチはこだわりたいところが多いので絞って、絞って、頑張って絞ります。

 

 作りたい音によって意識することが多少変わるので記述の仕方が変わるかもしれませんがお許しください。

 

それでは✋

次回 第5回 AMPブロック③ クランチ編

よろしくお願いします🙇‍♂️

文責:安藤